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Text File  |  1994-08-24  |  9.0 KB  |  131 lines  |  [ttro/ttxt]
  1.  
  2. ○PixelCatって？：
  3. 　PixelCatは、画像データビューアです。
  4. 　PICT／圧縮PICT／StartupScreenファイルのオープンとセーブが出来ます。
  5. 　（古いMacPaintフォーマットのStartupScreenには対応していません）
  6. 　国産の画像フォーマットDoGA PIC,G68,MAG,MAKI,Pi,PIC,PIC2,Q4をオープンできます。
  7. 　GIF,JPEG(JFIF)フォーマットのファイルもオープンできます。
  8. 　JPEG(JFIF),MAG,PIC,PIC2フォーマットでセーブすることも出来ます。
  9. 　LHAで圧縮されたファイル内の画像／テキストを直接開くことが出来ます。
  10.  
  11. ○動作環境：
  12. 　System7とQuickTimeが必要です。
  13. 　QuickTimeは1.5以上を使用してください。1.0ではJFIFの表示が白黒になります。
  14. 　推奨メモリサイズは6MBですが、大きな画像を扱うときや大きなディスプレイでスライドショーをするときには使用メモリサイズを増やして下さい。
  15. ※PowerPC版は、PowerMac上でのみ動作します。
  16.  
  17. ○基本的な使い方：
  18. ●ファイルを開く
  19. 　画像データファイルをアプリケーションにドラッグ＆ドロップしてください。
  20. ※他機種から移動してきたファイルなどで、ファイルタイプがTEXTまたはその他のバイナリのタイプになっているデータは、ファイル名の末尾にそれぞれのフォーマットを表す.JPG .G68 .GIF .MAG .MKI .PI .PIC .P2 .Q4の拡張子を付けてください。
  21. ※ファイル名の末尾が.PICTのファイルはPICTとしてオープンするようにしました。これはうっかりマックバイナリを外して圧縮・アップロードしたPICTファイルを救済するためです。
  22.  
  23. ●カタログを開く
  24. 　画像データファイルの入ったディスク／フォルダをアプリケーションにドラッグ＆ドロップしてください。
  25. 　カタログ上のファイルのクリックでそのファイルを開きます。
  26. 　カタログウィンドウをアクティブにした状態からFolderメニューのSlideShowを選ぶとスライドショーを実行します（画像が次々に表示されます）。スライドショーはキー入力またはダブルクリックで中断します。Wait時間を設定していて時計カーソルになっている時はクリックで次へ進みます。また、マウスボタンを押し続けている間は次に進みません。
  27. ※スライドショーの時、フォルダの名前の末尾が DOC（半角でスペースとDOC）のサブディレクトリーの中は見に行きません。エイリアスのサブディレクトリーも処理しません。
  28.  
  29. ○さらなる使い方：
  30. ●複数に分割したデータを１枚に表示する
  31. 1.先ずそれぞれのデータを普通にオープンしてカスタムアイコンを付けると以下の作業がしやすくなります。
  32. 2.ファインダ上で新しいフォルダを作ってください。
  33. 3.そのフォルダの名前の末尾を「 NIG」（半角でスペースとNIG）にしてください。小文字で nigでも構いません。
  34. （例えば、BigPicture nigとかです。半角スペースを忘れずに）
  35. 4.そのフォルダの中に画像データファイルを入れ、それぞれの上下左右関係がわかるように縦横をあわせて碁盤目の様に並べてください。
  36. 5.一旦フォルダのウィンドウを閉じてください。
  37. （レイアウト情報をアップデートするためです）
  38. 6.そのフォルダをドラッグ＆ドロップして開いてください。一つのウィンドウ上に表示されます。
  39. ※このNIGという名称は、PICフォーマットの分割したデータをNIGと呼ぶ（らしい）ことによります。
  40. ※中に入れるデータのフォーマットと枚数に制限はありませんが、枚数分のメモリーを必要とするのであまり多数はメモリ不足で開けないでしょう。
  41.  
  42. ●横向きに描かれた絵を、縦に表示する
  43. 　横向きに描かれた絵を回転させて、縦に表示させることができます。表示するファイル名の最後に、右に回転させたいなら/RR、左に回転させたいなら/RLと半角で書き込んで下さい（例:ROTATE.PIC/RR）。後は、通常通りオープンすれば、自動的に回転して表示します。
  44.  
  45. ●X68 Resize機能
  46. 　X68000のデータの場合、アスペクト比（画素の大きさの縦横比）が１対１ではないことが多いです。PixelCatは、PICやG68の時は自動的にアスペクト比を変換しますが、何でsaveしたのか分からない画像は自動で変換できません。こういった画像のアスペクト比を変換したい時は、表示するファイル名の後ろに、/X68と半角で書き込んで下さい。この時の変換結果は、PrefsメニューのX68PIC Resizeの指示に従います。なお、/オプションは複数併用できますが、左から順番に実行されます。したがいまして、本オプションは、一番左側に指定するようにしてください(例:RESIZE.JPG/X68/RL)。
  47.  
  48. ●MAGデータの差分パッチを当てる
  49. 　元になるMAGファイルをオープンしている間オプションキーを押し続けてください。続けてファイルオープンのダイアログが出ますから、差分ファイルをオープンしてください。
  50.  
  51. ●MAKI,MAGデータのRGBファイルの読み込み
  52. 　元になるMAKI,MAGファイルをオープンしている間オプションキーを押し続けてください。続けてファイルオープンのダイアログが出ますから、RGBファイルをオープンしてください。なお、RGBファイルはファイル名の末尾が.RGBになっている必要があります。
  53.  
  54. ○各メニュー項目について：
  55. ■Fileメニュー
  56. 　New　現在クリップボードに入っているPICTを使って新しいウィンドウを開きます。
  57. 　Open...　画像データファイルを開きます。「Catalog」を選ぶと、そのディレクトリのカタログウィンドウを表示します(表示する絵やディレクトリが無い時は、表示しません。)。
  58. 　Close　ウィンドウを閉じます。
  59. 　Save...　アクティブになっているウィンドウの画像をセーブします。ポップアップメニューでセーブするフォーマットを選択します。
  60. ●PICT　言わずと知れたMacintoshの画像フォーマットです。
  61. ●StartupScreen　スタートアップスクリーンには、MacPaintフォーマットによる白黒のものと、PICTによるカラーに対応したものがあります。このプログラムがオープン／セーブできるのは後者です。
  62. ●CompressPICT　QuickTimeで圧縮したPICTです。
  63. ●JFIF-JPEG　異機種間で標準化されたJPEG圧縮データファイルです。
  64. ●PIC2　PIC2フォーマットです。16ビットと32ビットのロスレス圧縮が可能です。
  65. ●PIC　X68000のPICフォーマットですが、アスペクト比１対１のスクエアPICです。このフォーマットでセーブしたデータを他機種でロードするにはスクエアPIC対応ローダーが必要です。
  66. 　標準PICでセーブしたいときは、先にTransform...で画像を縦に３分の４に拡大したあとにSave...を実行し、コメント入力ウィンドウにあらかじめ入っている/MM/XSS/:の文字列を削除して下さい。こうしてセーブしたデータをMacintosh上でオープンしたときは、ディスプレイのアスペクト比の違いから圧縮／拡大するのでデータの細部が変わってしまいます。
  67. ●MAG　MAGフォーマットです。4ビットと8ビットが選べます（カラーが4ビットで収まる時は、自動的に4ビットがデフォルトで選ばれています。）。
  68.  
  69. ■Editメニュー
  70. 特別な項目はありません。使えるのはCopyだけです。
  71. 注意※画像のデータというのはかなり大きなものです。ですから画像をクリップボードにCopyした状態でアプリケーションメモリサイズの小さなアプリケーションを使おうとすると、そのアプリが使うメモリがクリップボードのデータで一杯になってしまい正常に動作しなくなることがあります。そんな時は、小さなテキストか何かをCopyしてクリップボードのPICTを消しましょう。
  72.  
  73. ■Prefsメニュー
  74. アプリケーションの諸々の設定を選ぶメニューです。
  75. 　Window Initialize　オープンしたときの最初のウィンドウの状態を選びます。各状態についてはWindowメニューの項を参照。
  76. 　Paint on Menubar　メニューバーの上にもウィンドウを重ねて表示します。
  77. 　Set ColorPalette　ディスプレイが１６色または２５６色カラーモードの時にウィンドウにカラーパレットを付けます。
  78. 　Use Manekineko　複数のディスプレイを繋いだシステムにおいて、PICTウィンドウを表示するディスプレイを指定します。メニューから「Manekineko」を選択すると招き猫が表示されます。これをPICTを表示したいディスプレイへドラッグして置いておいて下さい。新しく開くPICTウィンドウはそのディスプレイに表示されます。
  79. これを使用しないとき、新しいウィンドウは操作をした時にマウスカーソルがあったディスプレイに表示されます。
  80. 　Loop SlideShow　スライドショーを、中断されるまで繰り返します。
  81. 　Show Data Info　スライドショーの時にもデータファイルに関するインフォメーションの表示を行います。
  82. 　SlideShow Wait　スライドショーの時、あるデータを表示してから次のデータを表示するまでに最低どれだけの間隔を置くかを選びます。実際には、時間内に次のデータをロードできなければ指定した時間よりも長くなります。
  83. 　Add ICON&Preview　オープンしたファイルにカスタムアイコン（絵のついたアイコン）とプレビュー（カタログで表示する小さい絵のデータ）を付けるか、つけるならその種類を選びます。with File Formatはファイルフォーマットの種別のついた長方形の絵、Squareは正方形の絵になります。
  84. 　Add to LHA file　LHA圧縮されたファイルにもカスタムアイコンとプレビューを付けます。
  85. 　Set FType&Creator　オープンしたファイルのファイルクリエータを'xPIC' にファイルタイプを以下のとおり書き換えます。
  86. ●DoGA PICは'DPIC'
  87. ●G68は'xG68'
  88. ●GIFは'GIFf'
  89. ●JPEG(JFIF)は'JPEG'
  90. ●MAGは'MAG!'
  91. ●MAKIは'MAKI'
  92. ●Piは'__PI'
  93. ●PICは'xPIC'
  94. ●Macintosh用PICは'_PIC'
  95. ●PIC2は'Pic2'
  96. ●Q4は'XLD4'
  97. 　X68PIC Resize　PIC->PICT、DoGA PIC->PICT、G68->PICT、/X68オプションを付けた画像->PICTの変換時のPICTの大きさを選びます。
  98. これはX68000のPICデータのアスペクト比（画素の大きさの縦横比）が１対１ではないことによります。このプログラムではMacのディスプレイに合わせるために４対３として処理しています。
  99. 　Don't Open LHA Text　LHA圧縮されたファイルを開いたとき、テキストファイルは開きません。
  100.  
  101. ■Pictureメニュー
  102. 　画像ウィンドウに対するコマンドのメニューです。
  103. 　Information...　その画像データについての情報を表示します。
  104. 　Transform...　画像の大きさや色数を変えて新しいウィンドウを作ります。
  105.  
  106. ■Catalogメニュー
  107. 　カタログウィンドウに対するコマンドのメニューです。
  108. 　SlideShowでスライドショーを実行します。
  109.  
  110. ■Windowメニュー
  111. 　Regular　ウィンドウを通常の形に戻します。
  112. 　FullSize　ウィンドウをそのディスプレイ内でできるだけ大きくして表示します。
  113. 　Display Fit　ウィンドウをディスプレイと同じ大きさにして、画像がそれより大きい場合はウィンドウに収まるように縮小します。
  114. 　以降はウィンドウを選ぶための項目です。
  115. ●＜Information＞はインフォメーション表示用のウィンドウです。
  116. ●＜Manekineko＞は招き猫ウィンドウです。
  117. ●その他、現在開いているウィンドウがリストにのります。
  118.  
  119. ○作者：
  120.  
  121. 　BombCat
  122. CAT-NET：CAT22313
  123.  
  124. 　Yoshiki(DreamField)
  125. Not for Sale 'YOKOHAMA'：NOTX0060
  126. NIFTY：PXE00142
  127.  
  128. ※各ファイルフォーマットの移植元ソースの作者についてはAbout...画面の２枚目を見て下さい。
  129.  
  130. 1994.8.24
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